カルネージハート エクサは、2010年10月28日に発売された、カルネージハートシリーズ第6作目。シリーズ15周年記念作品でもある。
カルネージハート ポータブルの流れをくんだ作品で、ポータブルを土台に機体設定面で微調整を加え、新型OKEや「操縦型OKE」、動画リプレイの出力機能など機能が追加されている。
ポータブルと同じくチュートリアルが丁寧に徹底されているほか、プログラムの模範解答も用意されているため、初めてプレイする人にもじっくり理解を促すことが出来る。
また、プログラムチップのカウンタ関係の分岐判断が強化され、ビット演算が可能になり、プログラム設計面もより深く構築できるようになっている。
ストーリーでは、シリーズで初めて地球を舞台にした内容となっている。
操縦型OKE
特に肝となるのが、自分で操作する操縦型OKEの機能が追加されたことである。従来のシリーズでは、OKEは組まれたプログラムで全自動で動くもの(自律型OKE)であったのに対し、操縦型OKEはプレイヤーの遠隔操作によって動かすものである。
操縦型OKEは、自律型OKEと同様にプログラムチップで組み込まれたプログラムの処理によって動作するようになっており、基本的に動作内容を自分でプログラムするのは従来のOKE設計と同じである。異なる点を挙げれば、動作分岐を周りの状況に合わせて自動で分岐判断していたところを、自分のボタン操作で分岐させるところにある。普通のロボットアクションゲームのような操作に比べて、処理する行動を自分で組むことが出来るところが大きい。
自律型OKEとはプログラムを組んで動かす根幹が同じなため、シリーズを初めてプレイするものにも親和性が良く、体感して覚えさせることができる利点もある。
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