エキサイトバイクのシステム
プレイヤーの乗るバイクには2種類のアクセルがあり、A/Bボタンでこの2つを使い分ける。Bボタンはターボで、急発進が出来て加速率が高く、最速に達する時間が短い。但し、画面中央部の温度計が限界まで上昇していく。この温度計が真っ赤になるとオーバーヒートとなり一時停車しなければならず、大幅にタイムロスとなる。Aボタンのアクセルは加速率が低く、最速に達する時間が長い。但し温度計は半分ほどで安定し、それ以上になっていた場合は徐々に温度が下がる。温度計の温度は、矢印のマークの上を通過すれば一気に下がる。
プレイヤーのバイクは、平地や坂と平行に傾いていないと、着地時に転倒する。転倒した場合は、A/Bボタンを連射することにより、大幅なタイムロスは防ぐことが出来る。バイクの空中での傾きは跳ぶ距離や高さにも影響するが、そのことと着地を上手くコントロールして効率よく障害をクリアすることが必要である。前輪を上げてウィリー走行しないと転倒する薄い板のような障害物や、通過するとスピードダウンするぬかるみもある。
デザインモード
本作ではプレイヤーが任意にコースを作ってプレイすることもできる(このモードは周回数は9周まで設定できるがFC版では1レースで終了)。当時としてはこのデザインモードは画期的なものであった。
ここでは以下の障害物を組み合わせてコースを作成することができる。また、ファミコンにファミリーベーシックとデータレコーダを接続するとコースをカセットテープに保存することも出来た。
その他
エキサイトバイクは2004年2月14日にゲームボーイアドバンスファミコンミニの第1弾として発売された。最高速タイムとデザインモードで製作したコースをセーブすることができる。市販作品ではないがサテラビューで『ぶんぶんマリオエキサイトバイク』が配信されプレイヤーがマリオたちになっている。
一定以上のスピードが出ているときにジャンプすると、画面上部を突き抜けて画面下部からプレイヤーが出てくる一種のバグがある。
ファミコンのソフトで、ソフト単品の価格が5000円台に突入したソフトである。ソフトの平均価格が5000円を超えるのは、発売から約3年後の1987年頃であり、本作が当時の基準からして高額である事が解る。なお、エキサイトバイクのパッケージ(外箱)は、金色であった。
オープニングのBGMがリセットボタンを何回か押してスタートさせると音質が変わる(テクノ調?)仕掛けが有り、こちらの音が好きという理由で始める前に押しまくるプレイヤーも少数いた模様。
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